私の母の朝は、必ず一杯の煎茶とともにはじまります。
そのおかげもあり私も小さい頃から煎茶を飲むことが習慣化してました。
家にはコーヒーもお茶も常備しているけれど、ほっと一息つく時にふと思いつくのはやっぱりお茶。
そんな話を友人に話すと「ペットボトルでお茶は飲むけど、煎茶を飲む機会自体があまりない」と言われました。
確かに普通に過ごしていて、煎茶を飲む機会ってあんまりないかもしれない。
そこで思いついたのが美濃加茂茶舗の萎凋煎茶。
毎朝お茶を飲む母には「すごく美味しい特別な日本茶があるんだよ」と、
煎茶に触れたことのない友人には「まずはこれを飲んでみない?」と、
つい、おすすめしたくなっちゃうお茶なんです。
そもそも「萎凋(いちょう)煎茶」って何?
「萎凋煎茶」は、収穫後一晩熟成し微発酵させることで、お花のような独特な香りをもつお茶です。
美濃加茂茶舗の「萎凋煎茶」は、あえて香りをつけようと製法を工夫した萎凋煎茶ではなく、昔の茶農家さんの営みの中で自然に生まれた、昔ながらの香りを再現したお茶だそうです。
今のように大型製茶機械がなく、昼間に収穫した茶葉をその日のうちに、全て製茶(お茶を保存のきく状態まで製造・加工すること)することができなかった時代。
製茶しきれなかった茶葉は、次の日の製茶まで茶葉が傷まないように、なるべく涼しいところで静置して一晩保管していたのだとか。
こうして、花のような香りはありつつほのかに新鮮味が残る爽やかな口当たりのお茶が生まれたそうです。
深呼吸して楽しみたいお茶の香り
とはいえ、普通の煎茶とどう違うんだろう...そう思っている方も多いと思います。
まず、このお茶、めちゃくちゃ香りがいいんです。
日本茶らしいフレッシュな香りの次に、バニラのような甘い香りが鼻を抜けるこの萎凋煎茶。
煎茶=苦いなんてイメージを持っているそこのあなたにこそぜひ試して欲しいです。
きっと萎凋煎茶の甘みと香りに驚くでしょう。
大切な人と2人、ゆったりした夕暮れ時にお茶の香りをゆっくり楽しむ時間を過ごす なんていうのも素敵じゃないですか?
このお茶は、誰かの感想を聞きたくなる、そしてまた人に贈りたくなる、そんなお茶です。
[おすすめの淹れ方|ホットの場合](1人分)
淹れ方動画:https://youtu.be/XW8zGdWUjN0
① 1度よく沸騰させたお湯(約180ml)を湯のみなどの別容器に注ぎ、1分程度待ち湯冷ましをします(約 80°C)。
② その間に小さじ2杯(約5g)の茶葉を急須に入れます。
③ 湯気が穏やかに立つようになったら、茶葉を入れた急須にそっと注ぎ1分待ちます。
④ 急須を振らずにゆっくり湯のみに注いだら完成。 最後の1滴まで注ぎ切ると2煎目もおいしく淹れられます。
(2煎目は1煎目より少し高めの90°Cくらいのお湯で、待ち時間は数秒)
[おすすめの淹れ方|水出しの場合]
① 小さじ山盛り3杯(8〜10g)の茶葉をボトルに入れる
② 冷水500mlを注いで約2時間待つ。
③ 飲む前にボトルを数回傾けて静かに茶葉を攪拌させたら完成。
[おすすめの淹れ方|オンザロックの場合]
淹れ方動画:https://youtu.be/EB1FJzvxF3g
① 1度よく沸騰させたお湯(約120mlの)を湯のみなどの別容器に注ぎ、1分半待ち湯冷ましをします(約 80°C)。
② その間に小さじ山盛り2杯(約6~7g)の茶葉を急須に入れます。
③ 湯気が穏やかに立つようになったら、茶葉を入れた急須にそっと注ぎ1分待ちます。
④ 急須を振らずにゆっくり氷が山盛りに入ったグラスに注いだら完成。
[サイズ]
<茶葉>幅11.0×高さ17.0×厚さ3.0(cm)
[内容量]
<茶葉>50g
[賞味期限]
10ヵ月(開封前)
※チャック付きアルミ袋を使用。開封後も安心して密閉できます。
[保存方法]
茶葉は「湿気・高温・紫外線・移り香」にとても弱いです。 チャックの口をしっかりと閉めて、食器棚や収納箱などの直射日光の当たらない冷暗所で保管してください。